アニメソング(アニソン)の歴史を紐解いてみよう!

アニソンの歴史について細かく紐解いていこうかと思います。

アニメソング(アニソン)の歴史を紐解いてみよう!

アニメソングとは何なのか?

 今では日本の代表的な音楽文化になりつつあるアニメソング、通称『アニソン』。しかし、これを明確に定義することは多様化が進む現状一口に語るには大きすぎるものがあります。もしも、大まかに定義づけるのであれば、アニメ内で使われている曲という身も蓋もないものになってしまうかと思いますが、このサイトではそんなアニメソングや、それを作っているバンド(Reyや影山ヒロノブなど)についてや、明確なジャンルの定義についてもう少し詳しく考えていこうかと思います。まずはそんなアニソンの小ジャンルについて明確に定義していきましょう。

大まかなアニソンの種類

 一口にアニソンといっても、その中には様々な派閥やジャンルがあり、多くの場合全く別のジャンルなのではないかと思えるほど差異があることが殆どです。そんなアニメソングの中には果たしてどのようなジャンルが存在しているのでしょうか、細かく見て行きましょう。

ヒーローソング

 これは90年台の影山ヒロノブや水木一郎達のアニソンなどの特長あるハードロックなアニソンや、軍歌めいているタイトルやヒーローの必殺技などを熱唱するタイプのジャンルです。特に初期に関しては少年合唱団などを用いたアニソンが多く、ウルトラマンなどの作品がもっとも有名な作品としてあげられるかと思います。

汎用アニメソング

 これはアニメの内容について直接的な関連を示す歌詞などが入っていないが、そのアニメのために作られた曲などが上げられます。細かくカテゴライズ出来ない作品の多くはこちらに含まれます。しかし、最近はLasVegasによって歌われているアニメ「寄生獣 セイの格率」のオープニング「Let Me Hear」のように、英語の歌詞を真面目に訳してみると、実はアニメの内容に関して詳しく歌っているという少しひねったものもあったりするので、注意が必要です。このLasVegasは今若者の中で比較的人気なバンドですが、しっかりとアニメの内容まで理解して歌詞を書いているというのは驚きとともに、一種の尊敬すら覚えました。

タイアップ曲

 最近はこれは元々アニメ用に作られた曲ではなく、後から、この曲をつかいたいという意図や、制作会社とレコード会社との繋がりによってタイアップという形で楽曲が決まったりする例です。また原作者自体がこの曲を使いたいとリクエストして実際に通ってしまう例や、アニメの監督の意向によって決まってしまうといったこともこのようなタイアップなアニメソングというジャンルが生まれる要因となっています。物によっては曲の内容が作品の内容と共鳴しているような物も少なくなく、前項で紹介した汎用的なアニメソングとの区別がつかないといった自体も引き起こっています。

電波ソング

 これはキュンキュンやらドキドキといったキャピキャピした擬音が入っているものや、女性声優がメインボーカルに対して合いの手を入れる形式の物がおおいジャンルで、萌え系アニメやギャルゲーのアニメ化作品などによく用いられています。アニメ原作であっても、ギャルゲー風のアニメではこのような電波ソングが使われることがありますが、逆にギャルゲーであっても最近だと、こうしたコテコテの電波ソングを使うという事は少しずつ減ってきており、逆に、ライトノベル原作のアニメなどで、この曲が使われるということが最近は物凄く増えているような印象を受けます。

声優ソング

 声優ソングとは、アニメソングの中でも、実際のアニメのキャラクターの声優を担当している人物がメインボーカルを務めるアニメソングの事をいいます。特に最近ではアニメの声優のアイドル化が進んでいるため、この声優ソングという物がものすごい勢いで売れ行きを伸ばしています。特に、アニメのオープニングとエンディングに関しては、普通のアニメソングを起用している場合でも、あとからキャラクターソングとしてこの声優ソングが大量に作られるということもあります。こちらも非常に需要があるので、

アニソンの特徴?

 アニソンの特徴について明確に定義出来た人はおそらく居ないかと思いますが、個人的には擬音が多いということが特徴の一つとしてあげられるのではないかと思っています。多くの場合メロディーの独特さやキャッチーさが上げられますが、僕自身はそれよりも擬音の効果的な使い方の方が明確な特徴としてあるのだと思っています。特に、日本語自体が世界一擬音語や擬態語が多い言語として上げられていますが、アニソンではその言語の特性をフルに利用して作られた曲が多くなっているのです。

アニメソングの始まりは?

 アニメソングが明確に定義された事象には諸説ありますが、何故アニメにオープニングがあるのかという理由には、国産TVアニメの元祖の「鉄腕アトム」の影響が大きかったのではないかと言われています。特に昔の子供向けのアニメは子供の関心を早い段階でつかむためにわくわくするような映像と共に、子供が歌いたくなるようなメロディーに特徴のある音楽を流すという方法が取られているのだと言われています。またエンディングまである理由は当時、レコードを売り出す際に、A面とB面を作らなくてはいけないという事情があり、OPアニメとEDアニメが生まれたのではないかと言われています。また、これらはアニメーションの技術が高まっている現在においてもスタッフロールを魅力的に魅せることが出来る事や、オープニングとエンディングの楽曲とのタイアップが行えるという商業的な側面からも続けられていることが多いです。アニメによっては第一話のみオープニングなしでスタッフロールがストーリーの経過とともに表示されるという形式で、二話以降からはオープニングアニメが流れるといった方法が今、特に多くなっているスタンスかもしれません。

アニメソングが活発化した理由

 こういったオープニングアニメや、エンディングアニメによってアニメソングという物がある程度確立されて来たのですが、実際にレコード会社によって大々的なビジネスチャンスとなったのは、1980年台において放送されていた『うる星やつら』における新しい試みが起因となっています。これはだいたい1クールでオープニングとエンディングの曲を買えるという試みで、実際にワンクール目で人気をある程度確保しているアニメであればあるほど、2クール目でのオープニングとエンディングの曲はその恩恵に預かることが出来る上、長期間にわたって続くご長寿アニメになると、その度に自分のレコード会社の曲を効果的に売り出せるため、こういったアニメソングというものが商業的な側面からも後押しされ隆盛を極めていったという事情があるのです。

特撮ソングとアニソンの分岐

 アニメソングと似たものの中には特撮ソングというものがありますが、これはこれまで、アニメが子供の男の子のものだった時代に関しては、曲調や歌手などについてその殆どが共通していました。特に以前までの特撮ソングやアニメソングは子供の出せない音域は使わないといった工夫がされていたり「積極的に子供に歌われよう」「むしろ一緒に歌おう」といった姿勢が見られました。ところがアニメに関して言えば早い段階で子供だけのものだけではなくなり、青年から、中年層への訴求力などを鑑みて、少しづつ曲調が変わってきました。また性別自体の縛りを超えた物が多くなり、次第にメロディーに特徴のある曲以外の共通点がなくなってきたとも言えます。

アニメソング歌手の登場

 日本では、影山ヒロノブや水木一郎、そして水樹奈々などがアニメソング歌手として有名ですが、ReyやJAM Projectのようなアニメソングをメインとして作曲するバンドなども多数存在しています。これは、日本の一文化としてアニメソングが認められ、その歌手自体にもカリスマ的な人気が生まれているということが原因としてあるかと思いますが、最近は日本だけでなく、このアニソンが海外などでも評価を受けていて、その様々なジャンルの音楽を吸収しつつも、一つの文化を体現している音楽性に魅入られて自らもアニメバンドやアニメソング歌手を志すという外国人もどうやら少なくないようです。

海外で人気のアニソン

 意外に思われるかもしれませんが、特撮ソングなどを海外で歌うと意外にその曲を知っているといった自体が引き起こることもまれにあるそうです。その最もたるものがキカイダーの特撮ソングだと思います。これはハワイなどで歌うと、間違いなく誰もが知っているという不思議な現象を引き起こすのですが、実はキカイダーはハワイにおいて国民的な特撮作品として認められているのです。他にも、中国などではウルトラマン、また南米ブラジルでは巨獣特捜ジャスピオン、機動刑事ジバン、特警ウインスペクターといったメタルヒーロー系が非常に人気で、一緒に主題歌を歌うことが出来ます。またこのメタルヒーロー系はフランスやドイツなどでも非常に人気で、こちらの主題歌も高い確率で一緒に歌うことが可能になっています。UFOロボ グレンダイザーはフランスにて視聴率100%を記録し、さらにフィリピンなどでは、超電磁マシン・ヴォルテスⅤやドラえもんなどが非常に人気だという話を聞きます。特にヴォルテスVに関してはフィリピンで過去に最高視聴率58%を記録した日本のヒーローアニメで、当時の独裁政権のマルコス政権によって「このアニメが革命分子を生むきっかけになっている」として放送を禁止するほどの影響っぷりでした。他にもヒーローものだけでなく、エヴァンゲリオンの主題歌といった新時代のアニメソングも徐々に海外の人たちに影響を与えており、日本語でアニソンを大熱唱する外国人などが最近ではテレビなどで活躍しております。そんな、長きに渡りその文化を色濃く発展させてきたアニメソングですが、実際のアニメソングの歴史を見てみると非常に興味深い変遷をたどってきたことがわかります。それでは実際にアニソンが進んできた歴史についてみてみましょう。

アニメソング(アニソン)の歴史を紐解いてみよう!